Monolith city-北欧神話の街-
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>シヴの髪>鍛冶対決

 さて、髪と宝を造ったイーヴィルディの子供達にはシンドリ一族というライバルがいました。
 彼らはロキのこの一言に反論。するとロキはこう言いました。
 「もし造れたら俺の頭をやるよ…」

 家に戻ったシンドリは弟のブロックにこの事を話し、早速作業にとりかかりました。

 まずシンドリは炉に豚皮を入れ、ブロックに出来上がるまでふいごで風を送りつづけるように言いました。 ブロックが風を送っていると、大きな蝿が手に止まり血を吸いました。しかしブロックはそれに耐え、黄金の牡豚が出来上がりました。

 次にシンドリは炉に金をたくさん入れ、またブロックに同じ事を言いました。また蝿が来て、今度は首に止まり血を吸いました。 それでもブロックはそれに耐え、魔法の腕輪ドラウプニルが出来上がりました。

 最後にシンドリは炉に鉄をたくさん入れ、またまたブロックに同じ事を言いました。またまた蝿が来て、両目の間に止まり血を吸いました。血が流れほとんど前が見えなくなったブロックは、ただ一度だけ手を止めてしまいました。そのため出来上がった槌ミョルニルは柄が短くなってしまいました。

 お気づきでしょうがこの蝿はロキが変身した姿。 彼は自分の頭がかかってるため必死で邪魔をしたのです。

 さぁいざ鑑定大会。まずはシンドリの作った三つの宝とイーヴィルディの子供達の宝がそれぞれ献上されます。
 オーディンにはイーヴィルディの子供達からグングニルが、シンドリから 腕輪ドラウプニルが渡されました。
 続いてフレイにはイーヴィルディの子供達から 不思議な船のスキーズブラズニルが、シンドリから黄金の牡豚が渡されました。
 最後、トールに 大槌ミョルニルが渡されました。

 結果、ミョルニルが一番ということになりました。

 大ピンチなのがロキ。 なんたって自分の頭をかけてたんだから… もちろん逃げました。ところがブロックトールに泣きつき、彼は見事ロキを捕まえてきました。
 ところがロキは天下一の口達者。ロキはいつもの舌先三寸でこう言いました。
 「約束どおり頭はやるよ。ただしっ、首は俺のもんだからな。決して傷つけるんじゃねーぞ」

 んな無茶な。ますます怒ったブロックはキリを使い、ロキの口を縫い合わせ、モノを言えなくなるようにしてしまいました。その後しばらくロキはみんなの笑いものになったという事です。

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